長期借入金の返済は、キャッシュフローで行います。
このキャッシュフローとは、税引き後の利益である当期利益に減価償却費を加えたものです。
返済キャッシュフロー(当期利益+減価償却費)≧年間返済元金
法人税等がかからないように利益を出さない、あるいは利益を圧縮している会社を散見しますが、借入金を円滑に返済するにはキャッシュフローが必要となるため、適正な利益が無いと元金返済が厳しくなるということを確認しておきたいと思います。
この返済キャッシュフローが確保できないで、返済のための資金調達が必要となり、更に返済が厳しくなるなど、悪循環に陥いるケースも多くみられます。
キャッシュフローが不足する場合には、キャッシュフローの確保に向けて経営改善等に取り組んでいくことが望まれます。