前回は、資金が必要となる原因について考えてみましたが、本来は借りる前にやるべきことがあります。まずは資金不足の原因をつかみ、自らの努力で資金を捻出すること、金融機関から借りるのはその後です。
①商売が赤字なのか、②売掛金の回収が遅れているのか、③計画通りの売上が立たずに在庫が残っているからか、④機械・設備の支払いのためかなど、その原因をつかみ、例えば①はコスト削減を図る②は回収に力を入れる③は在庫を売る努力をする④は少しでも自己資金を入れるなど、まずは原因をつかみ、資金を自らの努力で捻出する、金融機関からの借り入れはその後と考えるのが健全でしょう。
低迷する経済環境を生き抜くために、なるべく将来に向けて金融機関借入を活用したいものです。